効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

太陽光発電の技術革新

太陽光発電のコストダウンは顕著なものがあると同時に、その性能向上の技術革新も続いている。国内最大手のパナソニックが太陽光を電気に変換する性能が世界最高のシリコン系太陽電池パネルを開発し、その変換効率は22.5%と、現在量産されている最高性能の製品よりも1割程度高くなる。2016年にも製品化すると発表している。高効率の太陽電池パネルでは、米サンパワーが22.4%のパネルを開発したとされるが、まだ製品化はしていない。国内大手では20%程度の製品が多く、パナソニックの新型パネルだとより多く発電できるようになる。また、保証期間を25年としたが、10年後に定格出力の81%、25年後に同72%を保証するというもの。海外では25年という保証期間はすでに実施されているものだという。典型的な例は10年後の出力が定格の90%以上、25年で80%以上を保証するというもの。また、米国の研究機関発表した資料では、太陽電池セル自体が蓄電機能をもつものが開発されたという。どのような仕組みになっているのかはよく分からないが、天候に発電出力が左右されるという弱点が小さくなるらしい。施工工事も簡易化、短時間化が進んでいる。世界的に太陽光発電の普及はさらに加速されるだろう。これまでの電力事業が生きてきたビジネスモデルがまったく通用しなくなる可能性もある。