効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

エネルギーゼロ住宅

年間のエネルギー収支をおおむねゼロにできるエネルギーゼロ住宅とかビルの新しい報道記事が次々に入ってくる。その戸数も次第に増加しているから、コストの問題はあるにしても、エネルギーゼロを高く評価する人口は増えるだろうから商品価値は高くなっているようだ。パナソニックも、年間のエネルギー収支をおおむねゼロにできる住宅「ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」の新製品を7月から全国の工務店などを通じて発売すると発表した。同社の太陽光発電システムや蓄電池を組み合わせてエネルギーを効率的に使うようにし、耐震性に優れた独自の工法も採用したという。耐震性もこれからの建築物について消費者は敏感になっているから、顧客の評価するものを盛り込んだ住宅だといえるだろう。このZEHの販売を14年度比5倍の2500棟に増やす方針だという。他の住宅メーカーも同じような商品を開発することは間違いないから、競争は激化し、エネルギーゼロ住宅が次第にコモディティー化するかもしれない。その時には顧客のライフスタイルにどのように対応するか、そして、今後の電力市場との関連で、この住宅へのエネルギーの出入りが何らかの付加価値を生むようなソフトや制御システムが重要な購入判断要素になるかもしれない。