効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

駐車場で太陽光発電の実例

6月10日に、駐車場へ太陽光発電を設置するのを促進すべきだと書いたが、北海道での実例を昨日の報道で知った。国光施設工業(東京都大田区)は、出力約1.7MWの日本最大級のカーポート型メガソーラーを建設し、2015年6月中旬に発電事業を開始するということだ。双葉電子工業(千葉県茂原市)が所有する千葉県の長生工場に隣接する、従業員用の駐車場に設置したもの。これで駐車場の規模と発電規模の推察がし易くなった。約1100台の駐車場スペースとなる約2.6ha(ヘクタール)の敷地に設置するが、大面積のアレイ(太陽光パネルの設置単位)を大きな設置高で設置することで、パネルの下に駐車できるようにした。これによってもともとの駐車台数が少なくなることはあるまい。同社によると、「欧米ではMW級のカーポート型太陽光発電所はあるが、日本では、既存の駐車場を利用した1MWを超えるカーポート型メガソーラーの導入は例がない」という。環境経営戦略総研と共にカーポート型太陽光発電システムの設置に取り組んでおり、2015年度中に10MWの導入を目標としているということだ。この報道で知ったのだが、 2014 年12 月に都が発表した「東京都長期ビジョン」では、再生可能エネルギーによる電力利用を20%増加させるための具体的な施策の1つとして、「駐車場の上部空間を有効活用するソーラーカーポートの普及促進」を挙げている。こういう動きを知らなかったのは残念。