効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

発電ゴムシート

列車の振動などで発電できないかなどとここで書いたことがあるが、それに類した技術が開発された。リコーと東京理科大学の山本貴博准教授らは、軽く押したり曲げたりすると発電する、薄くやわらかいゴムシートを開発した。体に貼ればそこを動かすたびに、衣類などに付ければ風に揺れるたびに発電する。開発した発電ゴムは厚さ数百マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの薄いシート。通常とは組成が異なり、押したり曲げたりして変形すると瞬間的に数百ボルトの電圧が生じる。発電素材が何かは報じられていないが、ゴムシートに塗布するものらしいから、形状の自由度も高い。薄いゴムだから切ったり貼ったりといった加工も簡単にできるようだ。瞬時に高電圧が発生するのを利用すれば、医療用、建築用などに電源を必要としないセンサーの役割を果たしてくれる。この応用範囲を考えて見るだけで楽しくなってくる。