ネパールを襲った大地震の被害はこれから死傷者も増えて悲惨な状況のようだ。同情を禁じ得ないが、支援の街頭募金に協力することくらいしか今できることはない。ところで、ネパールの電力はほとんどが水力発電。山岳地帯を流れる多くの川の流れを利用しているのだが、可成りの数のダムを含めた設備被害が出ているようだ。当面の混乱が一応のおさまりを見せた後、この国は復興にも必要な電力の安定供給に大きな支障を来すことになる。これまででも安定とは言えない状況であったものが、元に戻すだけでも時間がかかるだろう。新設計画が進行していた設備のためのトンネル建設も中断せざるを得ないという情報も入っている。ダムの耐震設計も不備だったろうから、その改修だけでも多大の資金が必要となるだろう．ここも政府ベースの支援が向けられないといけない分野だ。この国に目を付けている中国にとっては緊急の支援分野となるかもしれない。
