効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

福島原発でロボット故障

福島原発の燃料棒が溶け落ちた原子炉で、身を縮めるようにして細い穴を通り抜けて中に入って写真撮影したり、放射能などのデータを採取できるロボットが動き出したと聞いていた。ところが原子炉の格納容器内に投入したロボットが、何らかのトラブルにより途中で停止したらしい。もう少し長く稼動してほしかった。停止前に得られたデータは取得できるが、ロボット本体の回収の見込みは立っていないという。東電によると、10日午前9時すぎにロボットによる調査の作業を開始。格納容器内への投入に成功し、内部の金網製の踊り場で調査していたところ、午後2時すぎに走行不能になった。操作用のケーブルが障害物に引っかかったことなどが原因とみられるが、詳細は不明という。東電は当初予定の3分の2程度は収集できたと説明しているが、残念なことだ。事故は起きたことだから何とか早く廃炉の方向に動くために必要なデータがとれるのではないかと期待していたのだが、なにしろいわばめくら運転をしているのだから想定外のことが起きたのだろう。これを次のロボットに生かして、炉心周辺を詳細に調べることができるように願っている。