自宅の二階和室の腰高窓は、窓ガラスの内側に障子があるという二重窓になっている。この夏、ガラス窓を開けている時に大雨が降って、障子が濡れ、それに風も加わって大きな破れになってしまっていた。年末も近づいて、これを張り替えることを決心。障子を外してシャワーをかけて障子紙を剥がしておいたのだが、なかなか新しい障子紙を貼る作業に着手できなかった。だが後数日しか今年は残っていないし、新しい年に破れ障子は格好が悪い。今日の午後、意を決して作業に着手。前に準備してあった糊を窓桟に塗っていったが、先に塗ったところがすぐ乾いていく。急ぐと糊がはみ出るなど苦労したが、何とか障子紙を貼り付け、周囲の端っこをカッターナイフで切り取ってともかく作業完了。だが、しゃがんだり立ったりの作業は腰へ来てしまった。後を引くかもしれない。この障子を元に戻した時に再認識したのだが、和紙の断熱性は非常に良い。窓ガラスから冷気を感じていたのが、障子を入れるとそれがすっとなくなる。畳も断熱性が高いから、この和室は冬でも結構暖かく感じる。和風の建物でも、工夫すれば案外断熱性の高い部屋を作ることができるだろうと思う。