効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

英国へのエネルギー投資とスコットランド

スコットランドが英国から独立しなかったことで、エネルギー関係で英国に投資をしていた企業は胸をなで下ろしているという記事を今日読んだ。その通りだろう。特に再生可能エネルギーについてはスコットランドに中心があるし、全国が一体化している電力ガス供給網が国境で分断されれば、スコットランドのエネルギー政策の影響をまともに受けることになるからだ。これは前にもここで述べたことがある。投資家は、一体となった英国のエネルギー市場を前提にして投資をしてきた。それが全く条件の異なる市場を相手にする投資となるし、これまでに行ってきた投資の収益性についても暗雲が垂れ込めることになると恐怖に近い心配をしていたという。とはいえ、英国政府はスコットランドの今後について、これまでと異なった市場判断をしてエネルギー政策を策定する可能性があり、これからの投資についての姿勢は慎重度を高めるだろうとこの記事は述べている。日本の企業もスコットランド関連で投資しているところもある。独立しなかったことでほっとしているだろうが、今後の行方にはまだ霧がかかっているのかもしれない。