効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

蹴っ飛ばせば発電

日経新聞ワシントン支局長からの情報に面白いものがあった。サッカーボールの中に振動を使った発電機と蓄電装置が入っていて、子どもたちがこのボールで30分間遊ぶと、内部に運動エネルギーが蓄えられる。家に帰って勉強する時には、3時間分の照明として活用できる。現在の価格は99ドル。電力が足りない途上国を中心に、これまで700〜800個が売れたそうだ。振動、摩擦、モーメント変化などを使って発電する小型の発電システムがこれから多様な商品を生み出すと確信している。満員電車で揺られて会社に着くと、その間に携帯などの充電ができているなどは、夢物語ではない。ナノグリッド社会への移行も、このような発電・蓄電システムが組み込まれることによって具体的になるだろう。このような発電が可能な振動や温度変化は、自分の身に周りに幾らでも見つかるのではないか。究極的な分散型発電が社会を支える基盤となると言っても過言ではなかろう。貧乏揺すりも発電に使えるかも。