効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

弱い光で発電

リコーがオフィスの半分程度の明るさでも効率よく発電する太陽電池を開発したという記事を見て、これはウエアラブル端末の電源に新しいものが登場したと実感した。人間の体温で発電させる、動きを振動や摩擦に変えて発電することも既に可能になっている。この新しい素子は色素増感型の太陽電池で、身につけて血糖値や心拍数などの健康状態を把握する超小型センサーなどに応用し、2〜3年後の実用化を目指すとしているが、他の発電方法と組みあわせば,また、効率の高い小型蓄電池と組み合わせれば、多様なアプリケーションができるだろう。これまでの色素増感型は発電する部分に液体材料を使っており、液が漏れたり蒸発したりするのを防ぐ必要があったが、新技術は固体材料なので、こうした対策が不要で、電池を小さくできるという。超小型電源の登場で人間が身につける端末が多様化するだろうが、個人がいろいろな情報を発信するようにもなるについては、社会的な問題が起きないかをよく検討する必要もありそうだ。