効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

太陽光発電駆動飛行機

世界を一周できる太陽光発電で駆動する飛行機がスイスで公表された。これはソーラー・インパルスIIと言われ、翼の長さはボーイング747よりも長いが、重さは自動車並みだという。この前身のモデルソーラー・インパルスIは、10年前に昼夜を問わず飛んで、ヨーロッパからアフリカまで行けたのだが、今回の新しいモデルは、速度は時速140キロメートルと遅いものの、連続で飛ぶことによって、太平洋と大西洋を一回のフライトでクロスできるが、少なくとも5昼夜かかるらしい。自動操縦装置付きだが、パイロットが長期の飛行に対応できるために、トイレも含めて快適な操縦席で過ごせるようにしている。ソーラーセルは17,200枚が翼に貼り付けられていて、高性能で小型の蓄電池からの電力で高効率電気モーターを回すシステムになっている。来年に予定されている飛行は3ヶ月の間に20日ほどのものとなるそうだ。この設計者が示したいのは、再生可能エネルギーの利用には制約が多いという思い込みを打破したいことだという。