効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

IPCC報告

横浜市で3月25日から開かれていた、国連の気候変動に関する政府間パネルIPCC)の総会が終わり、報告書が了承された。報告書に関するプレスレリース(英語)は http://ipcc.ch/pdf/ar5/pr_wg2/140330_pr_wgII_spm_en.pdf から入手できる。報告書の本体は膨大な量となるため「政策決定者向け要約」が作られている。新報告書では、はじめて、2100年までの気温上昇が2℃に抑えられた場合と、4℃になってしまった場合の両方の影響が、比較できる形で示されているようだ。WWF-Japanのレポートでは、4℃になった場合の影響は、洪水や干ばつなどの異常気象、人の健康や食物生産へのダメージも計り知れないことになるという。地球温暖化は、CO2の排出増加で起きているのではなく、長期的に見ると気温の変化はこれまでもあったという説もあるようだが、現在の温度上昇が人間の活動によって起きているとして対応をする必然性は高い。気温上昇が2度の場合と4度の場合では、大きな差があるという結論のようだが、レポートをゆっくり読み込むことにしよう。