オリックスやＮＥＣなどが出資する蓄電池レンタル会社、ＯＮＥエネルギーは家庭向けに蓄電システム導入前後の電気料金を比較できる「電気料金比較シミュレーションサイト」を開設した。蓄電池の値段が急速に下がってきたために、単に停電を避けるためにというだけでなく、通常の電気料金との比較ができるようになったことを意味する。蓄電池を導入した時にどれだけのメリットがあるのかを、データをインプットすると計算表示してくれるものだ。当面東京電力管内だが、他管内にも拡がるだろう。政府は今年度予算で家庭用などの蓄電池設置コストの3分の一を補助金として支給することになっている。蓄電池は屋根設置型の太陽光発電設備に付随する物としても急速に普及するのではないか。2016年からの電力自由化を念頭に、新電力が次々に増えているが、この種の新しいサービス事業も増えていくだろう。
