効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

中部電力と大阪ガスが天然ガス幹線接続

かなり前から両社の天然ガス供給を相互に運用できる天然ガス幹線の建設が進められていたが、計画より数年遅れたとはいえ、「三重・滋賀ライン」が開通した。当面、中部電力大阪ガスに年LNG6万トン相当程度を販売するほか、ガス調達に支障が出た際など緊急時に供給を受ける形で運用するということだ。日本を縦断する天然ガス高圧幹線がなく、ガス事業もそれぞれ独立した事業形態をとっているものが多い。しかし、ガス供給の信頼性を高めるためには、このような幹線が増強されなくてはならない。同じ地域の電力・ガス事業の間には天然ガスの融通ができるようになってはいるが、今回のもののように離れた地域の事業者間で幹線が設置されるのは珍しい。沿線にガス需要があればさらに良いのだが、これから工場団地などでガスコージェネなどに対する天然ガス供給を行うようなケースが出てくるだろうか。