効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

低炭素の地域づくり「戦略会議」奈良

午後をずっと近鉄奈良駅の近くにあるビルの会議室で過ごした。表記題名の会議、2013年度第2回目に参加したからだ。これまで奈良県自然エネルギーの促進や、効率化に向けた対応が遅れていると感じていたが、今回でかなり具体的な促進案が出てきたのを聞いてやや安心した。県にこのようなエネルギー戦略を担当する課ができたことが成果として出てきたのだと思う。やはり太陽光発電が主流ではあるが、小水力発電が昔の発電所の跡地に再開される可能性も含めて、山肌を流れる川が多い奈良県の対応としての特色が出始めている。もう一つの奈良の特質である木質バイオマスの利用については、原材料の集め方も含めていろいろな難しさがあることも県から示された。木質ペレットの製造を県の職員が試みている話も聞いたが、面白い対応をしている。これよりも制度を作れという意見もあったが、コストも含めての難しさを具体的に県職員が体験するのも良いことだろう。
今日、太陽光発電の固定買取価格が2015年度には13年度の38円から2割下がって30円/kWhになることが決まりそうだ報じられている。太陽光発電だけは奈良県内でも拡大していたが、これほど大きな引き下げで事業性がなくなるものも増えるだろう。