効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

高効率、増出力のガスエンジンコージェネ

これからオンサイト型(需要地設置)の電源の重要性が高まるのだが、当面は化石燃料を使うものが主流であるため、排気ガスからのCO2や大気汚染物質の排出ができるだけ少ないものでなくてはならない。それにはガスエンジンコージェネが最も有効な設備の一つとなる。このほど三菱重工東京ガスが共同で、高効率の1000キロワット級ガスエンジンコージェネシステムを開発したそうだ。それも既存のシステムの改良によってであるところが面白い。エンジンの技術開発余地がまだまだあることを実感させてくれる。
新システムの発電効率は42.3%、排熱回収も含めた総合効率では78.5%と極めて高いものとなっている。既存のエンジンをロングストローク化(ピストンの上下動の幅を大きくする)し、さらに1500回転/分から1000回転/分へと低回転化することによって約70キロワットの増出力を実現している。ピストンがゆっくり上下するようになったために、部品の摩耗度が減少し、エンジンメンテナンス周期の延長も可能になるとのこと。経済性の向上につながるものだ。これから高まるコージェネへのニーズを拡大することが期待される。
今日は自分のメンテナンスとして主治医の定期検査を受けた。幸い大きな変化はなかったようでほっとしている。病院では丁度、強風による被害が起きたとの想定での訓練が行われていて、治療の優先度を決めるトリアージの進め方などを垣間見ることができた。訓練と実際とは異なることもあるだろうが、病院スタッフが訓練によっていろいろな具体的対応の仕方が身につくだろう。