効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

大津でドイツを学ぶ

今日午前の遅めに家を出て大津へ。午後1時半からコラボしが21であった講演会「ドイツに学ぶ−地域主導によるエネルギーシフト」に出かけたのだ。滋賀県の嘉田 由紀子知事がドイツを視察した内容の報告と滋賀県への応用、そして、その世話を現地でした日本人環境ジャーナリスト、村上 敦さんが表題に沿った講演をしたのだが、たまたまエイモリー・ロビンスが京都に来ていて、飛び入りで挨拶をするということもあって、参加したのだ。エイモリーに挨拶できないのなら無理をすることもなかったのだが、ドイツの現状についてどうも相反する情報も流れるので、確認もしたかったのだ。
いろいろ勉強させて貰ったが、一つ、ドイツは地域の自然エネルギーを系統で遠方へ送るのではなく、できる限り地元で消費しようという方向に行っているということだ。その事例としての説明だが、太陽光発電について、南面の屋根ではなく、東西の方向に向いた屋根に設置するようになっている、すなわち、昼の発電ピークが大きくならないようにし、発電可能時間を長くするようになっているそうだ。発電量だけのFITだけではなく、時間帯別の体系が作り出されているのかもしれない。それによって、蓄電もし易く、地元でその電力を消費することが容易になる。これはもう少し細かく調べてみよう。
エイモリーの挨拶は短いものだったが、日本のポテンシャルを発揮すれば、原発だけでなく、化石燃料の消費抑制もできるという内容だった。だが、多分実現には少し長期の時間が必要だろう。
県が準備した会食が予定されていて誘われたが、体調を考えて辞退して帰宅。