効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

東京メトロが蓄電池で走る

日立製作所東京地下鉄東京メトロ)と共同で、震災などの大規模災害による停電で駅間に停止した列車に対し、最寄り駅まで自力走行できる電力を供給する「非常用地上バッテリー装置」を使用した車両走行実験を2014年1月から開始すると発表した。エネルギー供給への不安もここまで来たかという感じがする。大規模災害によるということだが、電力供給能力が不足して停電する時にも対応できる。この蓄電池走行システムを導入すれば、非常時に乗客をより安全かつ迅速に避難させることができる。基本的には、列車の停止や減速の際に発生する回生電力をバッテリに貯蔵し、列車の運行に必要な電力として利用するシステムで、日立製作所東京メトロが2013年3月から研究を進めてきたものだという。大規模停電などの非常時に、貯蔵した電力を電車線へ供給するだけではなく、通常時には、加速列車をアシストして運行に必要な総電力量を削減することができるというから、電力消費のピークを引き下げる効果もあって、常時利用されることになるし、地下駅の照明などにも使えるだろう。実験成果を公表して貰えば、いろいろな所に応用できそうな感じがする。