効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

再生エネルギーの導入量

経産省の発表によると、再生可能エネルギー電力全量買取制度(FIT)発足から1年目に当たる今年6月末時点での再生可能エネ電力設備の導入状況は、1年間に導入された設備容量は366万6千キロワットと、FIT開始までの累計導入量(約2060万キロワット)の2割近くに上った。経産省による認定容量は1年間で2291万4千キロワットに達しており、FITが再生可能エネ電力の普及拡大に大きく寄与している状況が明らかになったとしている。
導入量の内訳は、〈1〉住宅用太陽光=137万9千キロワット〈2〉非住宅用太陽光=212万キロワット〈3〉風力=6万6千キロワット〈4〉中小水力=2千キロワット〈5〉バイオマス=9万8千キロワット〈6〉地熱=千キロワット――で、太陽光が全体の9割以上を占めている。今年度に入っても、太陽光は拡大を続けており、今年4〜6月の非住宅用太陽光の導入量は141万6千キロワットで、昨年7月から今年3月末までの導入量の約2倍に伸長。また、住宅用太陽光も過去3四半期の平均を約10万キロワット上回る41万キロワットとなった。6月末時点の設備認定容量の内訳は、〈1〉住宅用太陽光=163万3千キロワット(前月比9万1千キロワット増)〈2〉非住宅用太陽光=1975万5千キロワット(同38万5千キロワット増)〈3〉風力=80万5千キロワット(同9千キロワット増)〈4〉中小水力=7万9千キロワット(同4千キロワット増)〈5〉バイオマス=63万9千キロワット(同5万8千キロワット増)〈6〉地熱=4千キロワット(増減なし)となっている。非住宅用太陽光の導入量は,認定容量に比べてかなり小さい。これが全部実稼動するようになるかどうか、見守る必要がある。また、中小水力とバイオマスについては、これから着実な増加を見せるのではないか。地熱には時間がかかるだろう。