効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

答えにくいこと

ある新聞社の記者から電話で取材があった。関電の大飯原発が止まって、200万キロワット以上の発電設備を失ったことになるが、関電の電力供給は大丈夫だろうかというもの。これは誰しも思っていることだ。関電は当面は大丈夫だから早く自社の原発を再稼働させてほしいというだろう。この冬に向けた供給についても若干の余裕がある数字を出すはずだ。しかし、これは全ての火力発電所がトラブルなく稼動することを前提にしているのだから、これまでかなり無理をして稼動させている火力設備が、時期を同じくして故障で停止する確率は低くないだろう。だから、今後の状態について大丈夫とは言えないとしか取材に回答できなかった。昔なら原発が定期検査に入っても3ヶ月ほどで再稼働するのだったが、大飯原発もそうはいかないだろう。来年の夏までに何基の原発が動くか、政府から独立した機関が安全審査をするのだから、分からないとしか言えない。この状況を受けて、中小工場などでも自衛策に自家発電や蓄電池の設置に向かう流れが強くなるに違いない。
昨日から今日にかけて、夙川に住む三男夫妻が訪れてくれた。食事を共にし、いろいろ話をしたが、外国語など、二人とも資格を得られるレベルのものを身につけたいと懸命に勉強している様子に感心した。努力が報われることを期待している。