効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

スリット防波堤利用の発電

大阪市立大学などが開発してきたものだそうだが、防波堤のスリットを通過する水の速い流れを利用して発電する方式があると知った。関西電力がこの方式による発電を福井県敦賀市で実用化の可能性を検証するという。2014年8月まで,約1年間波浪データを計測して、水車の設計に入るとのこと。スリット防波堤は、防波堤内部に波を取り込んで消波する原理。これに使う水車は往復流に対して一定方向に回転する「サボニウス型」(風力発電には垂直軸型のものが小出力のものに実用化されている)を想定しているそうだ。関西電力がこのような形式の海流発電開発に取り組むのは、再生可能エネルギーの利用拡大に取り組むという企業姿勢の広報活動の一つなのだろう。