効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

横濱スマートセル・プロジェクトのオープニング

朝九時過ぎにtvk横濱ハウジング展示場へ。風が少しあるがこれ以上望めないような上天気。横濱スマートセルプロジェクトの始まりを祝福してくれているようだ。実のところ、かなり前に設定されたこのオープニング日程に展示内容が揃うか心配していたが、多少不満の部分ないとはいえないが主要なものは完全にできあがっていた。その中でも、セルが消費する電力について、太陽光発電、蓄電池、系統電力の分担割合がリアルタイムで見ることができ、必要ならば系統の負担が少なくなるように内部の蓄電池で補うような設定にもユーザーが簡単にできるシステムが完璧に動いているのに驚嘆した。これを進化させれば、全国でスマートハウスと称されているものを、系統との連携がもっと密に、しかもユーザーへの電力供給安定性を格段に上げることができるだろう。最初17社くらいだったのがいま82社になった参加企業の手弁当でできあがったのだから、昔のシリコンバレーでIT業界が力を合わせて作ったスマート・バレー公社(Smart Valley Inc.)がインターネットを世界に普及させる核を作ったのと共通するもものがあるのではないかと思った。
式典には、林 文子横浜市長も出席して、横浜スマートコミュニティー計画の中でも重要なものだと挨拶しておられたのも、単なる通常の挨拶に留まらない意味があったように思う。自分もこのプロジェクトのアドバイザーを依頼されている関係でオープニングのテープカットにも参加させて貰ったが、勝手なことをいっていたのを整理して実現してくれたのは参加企業であるし、プロジェクトの代表、dSPACEの有馬仁志社長、副代表で、福岡スマートハウスプロジェクトの代表であるスマートエネルギー研究所の中村良道ファウンダーのリーダシップに負うところが大きい。世界の注目を浴びるものに育つだろう。
今日撮影した写真で外観と電力消費の内容をリアルタイムで見るモニターだけでも見て貰うことにする。関連ウエブニュースは http://eetimes.jp/ee/articles/1304/26/news110.html