効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ドイツ、デンマークの再生可能エネルギー導入

表記のことについて詳しい環境学会会長、和田 武先生の講演が午後から県文化会館であったのででかけた。両国とも風力発電プロジェクトが地域の市民が主体となって進められているということがよく分かったが、このシステムを日本に導入するのには市民意識の違いが大きいために難しいのではないかという感じがする。だが、再生可能エネルギーの導入によって農村の過疎化、高齢化を阻止する効果が大きくなったということは、日本の今後、特にこれからの東北地域の再開発について念頭に置くべきだということも理解できた。いまドイツでは太陽光発電についてFITの買取価格が毎月引き下げられていて、既に普通の電気料金よりも下回るようになっているということには驚いた。それだけシステム価格の下落が急速だったということだろう。これには中国製のパネルの輸入が大きく影響している。中国最大のパネルメーカー、サンテックが倒産したという現状から見て、日本で同じようなシステム価格の下落が現時点で起きるとは考えにくいが、日本のメーカーもコストダウンを進めるだろうから、大型のものについては遠からずグリッドパリティーが実現するのではなかろうか。