効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

自分たちの電力事業

コロラド州ボールダー市が、これまでここに電力を供給してきたXcel Energy社の事業運営が再生可能エネルギー拡大に向けて力を入れていないとして、市営の電力事業を立ち上げようと計画し、市議会ではそれに向けた議決まで行っている。これについて私が書いたものがNPO法人国際経済環境研究所のコラムに掲載されたので一読していただくと有り難い。米国民の多様性を感じさせるものだ。同研究所のホームページは http://ieei.or.jp/ で、ここ数日は1ページ目に本文の導入部が紹介されている。ここにはオピニオン、所長ブログ、英国からのエネルギー環境情報など、面白い記事が出ている。
これに通じるようなものが日本にも生まれつつある。50キロワット以上の電力市場は自由化されているため、この安い電力を一括購入し、大規模マンションの各戸に通常のものより安い電気を供給するビジネスが幾つも立ち上がっている。これに太陽光発電やガスコージェネ燃料電池などを設置して、停電の時には最小限の電力供給ができるようにするものも出ている。これが拡大すれば、また、50キロワット未満の市場も自由化されれば、ボールダー市に通じるような電力事業が日本にも生まれるかもしれない。