効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

広島電鉄

日本で一番多くの路面電車を走らせているのが広島電鉄だそうだ。同社がこのほど、新旧いろいろな路面電車を展示したと報じられている。その中のエピソードで、1945年8月6日に広島へ原爆が落とされたとき、あのとんでもない被害の中にありながら、一部の路線を3日で運転再開したという。広島市民にとって大きな希望を与えたに違いない。被ばくした電車がまだ2台現役で動いているそうだ。原爆によって電力供給ラインが完全な破壊を受けるのを免れたからではあるが、敗戦寸前の何もないときにこれを可能にしたのは、従業員の意識が統一されていたからだろう。日本が戦後の復興を早くなしとげたのも同じことだろう。そのような強い意識が日本にいまあるだろうか。