効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

厳寒期の停電

ハリケーンに襲われた地区で、まだ100万件ほどの停電が続いているという。寒さが厳しい地域では、凍死する人が出る可能性があると心配されている。
これは北海道電力潜在的に抱えている大きなリスクだと思う。もし寒波が襲って暖房需要が増えれば、電気による暖房も普及しているから電力需要が大きくなる。この電力需要は夜に増大するはずだ。その頃に万一火力発電所が故障などして止まったら、停電を地域的に行わざるを得なくなる可能性がある。燃料が石油やLPC、都市ガスであっても、北海道の場合セントラル式になっているものも多いだろうから、暖房回路を維持しているポンプ類が停まってしまう。電気を使わないポータブル暖房機しか機能しない。こうなると、もし停電が長くなれば、自動車に入ってエンジンをかけて寒さを避けることも考えなくてはなるまい。昔北欧での会議でこのような行動をとった人の話を実際に聞いたことがある。生まれたばかりの子どもがいて、いつ停電が回復するか分からない状況の中、自動車に逃げ込むしかなかったそうだ。