効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

大覚寺

午前遅めに家を出て、今日午後からエイモリー・ロビンス来日記念のシンポジウムに参加するために出かけた。場所は京都の都心から外れた大覚寺。京都駅からバスが準備されていたのが有り難かったが、このシンポは、エイモリーの有名な著書「ソフトエネルギーパス」の共訳者の一人である槌屋治紀さんが準備したもの。彼はいろいろな仕事をしているが、京都では太陽光発電設備のエンジニアを養成する京都エコエネルギー学院長。素晴らしい技術・経営能力を持つ人だ。
大覚寺で200人を超える人が入る部屋、しかも椅子が使えるところがあるのかしらと思っていたら、幾つかの和室を開け放ち、毛氈を敷いて椅子が並べてあった。日本の和室の柔軟性を改めて実感。最初に経産省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長である新原浩朗氏。これまでの経産省官僚とはかなり違った雰囲気で、脱原発はできるという前提で自然エネルギーの導入を説明。ついでエイモリーの基調講演。その後パネル討議だったが、参議院議員福山哲郎滋賀大学学長の佐和隆光、前グーグル日本法人名誉会長村上憲郎の各氏がパネリストで、槌屋氏がモデレーター。一人10分の話の筈が全員時間を超過して話したため相互討議は少なかったものの、エイモリーが講演の内容を補足する事例紹介をして面白かった。レセプションは、普通の人は入れない大覚寺の庭園で行われた。少し寒かったがいろいろな人と話ができた中で、福島の地域に太陽光発電などの導入を指導している旧知の人と出会い、現在東北が抱える問題を教えて貰えたのは得がたい機会だった。レセプションの途中で失礼したが、帰宅は8時半頃になってしまった。矢張り疲れた。