効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

富士宮市と景観

英文読売で知ったのだが、静岡県富士宮市は今月から大規模ソーラーと風力発電を富士山の裾野に設置するのに制限を掛けることになったという。富士山を世界文化遺産に登録しようとする計画に支障がないようにするためだ。法的な強制力はないが、太陽光発電の場合は設置面積が千平米を超えるもの、風力発電の場合は高さが10メーターを超えるものを、景観を悪くする可能性があるとして制限する。このような行政の動きは拡大するかもしれない。太陽光発電はその通りだと思うが、風力発電の場合、どこまでが景観を損なうかの判断が難しいだろう。風車が回ることで心を癒される人もあるからだ。いずれにしろ、いまブームになっているメガソーラーは、屋根設置型に誘導するようにしなければならないだろうし、風力発電についても地域の人達の合意をとる必要はある。風力発電は遠方からも見えるから、景観に影響を与えることは間違いない。市民が出資する風車と企業が建てるものへの評価は同じなのか違うのか、これまでの事例も調べる必要があるだろう。