効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

スマートグリッド

昨日夕刻、ドイツ語に関心が高いシニアを中心とするグループから依頼を受けて、「スマートグリッドと今後の電力供給」というテーマで話をした。大阪駅の近くの貸し会議室に20人ほど。午後6時から2時間。テーマ負けして話が散漫になったのは聴衆には申し訳なかった。その質疑応答で、こちらが将来の電力供給は地域が主体となるスマートグリッドに移行するだろうと言ったことに対して、地域とはどの程度の大きさの場所と考えれば良いかという質問があった。小さいのはビルとか団地という表現で説明したが、規模が大きい場合どこまでを地域の範囲と考えるかは、例えば地方自治体単位ぐらいかと表現したものの,自分で納得できた返事ではなかった。これに対して、団地にしろ地方行政にしろ、そこを単位とするスマートグリッドに参加するユーザーを勧誘し取りまとめるのは誰かという質問もあった。これまでそこまで考えたことがなかったので、発電、送配電の制御をする役割ではなく、あくまでも参加を勧めて合意を得る新しいビジネスが生まれるのではないかと答えたものの、それが具体的にどのような組織になるかは自分でも分からなかった。新しいビジネスとは何か、これからの動向次第だろう思った次第。帰りが遅くなると翌日に響くので懇親会には参加せず帰宅したが、参加していれば新しいヒントを得られたのだろうと思うと残念。