効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電力市場自由化

日本の電力市場自由化に向けた制度変更の内容が示された。だが、一つに絞ったわけではないし、これを全国で同じように実施しないと意味がないから、法的整備も含めてこの具体的実施には数年かかるだろうと思う。今の電力会社が享受している独占を打破するためには、発電事業を競売で分割するようにしないと、自由化されても事実上今の電力会社の独占は続く可能性がある。いま電力会社にだけ供給契約を結んでいるjパワーと日本原子力発電は、他社にも電力供給を拡大できるようにすると報じられているが、簡単には行かないだろう。英国が民営化、自由化を始めた時には、入札によって発電事業の分割が行われ、需要家は自分の好みで事業者を選択できるような制度にした。日本もこの方向に向かわなくてはなるまい。そうしなくては現在の新電力が供給能力を増加させることは事実上無理だからだ。
最近心臓に負荷を与えないためにエスカレーターをよく使うが、これを歩いて上るのは問題があると最近の新聞情報で知った。安全基準では,歩行者があることを想定していないのだという。元気なときにはエスカレーターの階段も歩くべしだったが、不安全行為を続けてきたことになる。だが誰も歩いて上らないエスカレーターは、細いものは別として、あまり見たことがない。積極的に歩かないようにという表示も無くはないがそれほど多くは見かけない。歩行者があることで何か事故があったときにどういう言い訳をするのだろう。