効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

身体障害者と停電

昨日書いたことに次のようなコメントをいただいた。
『私のような身体障害者にとっては、どうしようもない状態になる可能性が出て参りますね。例えば、エレベーターが使用できないことは、活動が非常に制限されます。そのようなことは生命に関わる可能性が少ないでしょうが、脊髄を損傷している私などは、体温調節が非常に小さいため、気温が上がるとすぐに熱中症に陥ります。また、人工呼吸器を使用している身体障害者も数多く存在しております。(両者合わせて、国内に20万人以上おります。)実験的にせよ輪番停電などを考えるなら、その人達の生命が脅かされる可能性を少なくしていただきたいと思います。』
その通りだと思いますし、大変遠慮がちなコメントだなと感じました。しかし、もし輪番停電をせざるを得なくなる可能性が高いとすれば、実際に停電させるのではなく、このような手法で停電させるということを具体的に情報として予め示せば、身体障害者を初めとして影響を受ける人たち、あるいは事業所は、どう対応すれば影響を最小にし、安全を維持するかが考えられる。もし輪番停電をするとしても、昨年東京電力管内で行ったものとは異なったものにして、本当にピーク需要対応として有効なものを考えて、広く需要家に示す必要がある。オフピーク時間帯に走る通勤電車が止まるようなことをしてはいけない。それによって、本当に短い停電でも安全性や生命に関わる需要家は電力会社に通知することで、対応策を特別にとって貰うことができるかもしれない。原発が幾つか稼動しても需要が供給を上回って緊急対応をする事態になる可能性もある。需要家が予防策として何をすれば良いかを検討しておくための情報が提供され、停電が起こる確率も示せば、社会的な対応策もとりやすいのではと考えて昨日のようなことを書いたのだ。