効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

エネルギー消費と経営

昨日の台風もどきの強風も、今朝は多少風が残るだけで、青空が一杯に拡がった。午後からJR奈良駅まで出かけた。外国からの観光客を結構見かけたのは嬉しいこと。前にこの駅の前の雑多さを批判したことがあるが、近くのビジネスホテルの広告が我が物顔にのさばっているのに変わりはなかった。JR奈良駅の高架工事は終了したので少しは変わるかと思ったのだが失望。広告をするにしても、例えば奈良へようこそ、位の愛想のあるものにできないものか。
ここへ来た目的は、これまでずっとつきあいがあり、いろいろエネルギー管理の現場について教えて貰ってきた方が、東京から斑鳩町へ仕事で行くという連絡をくださったことから、病気からここまで回復したことを見て貰いがてら久しぶりの意見交換をするためだ。いまエネルギー消費の見える化が盛んに行われるようになったのは結構なことだが、これが経営トップの方針と一体化させて管理しようというところまではなかなか来ていない。この方はアビーム・コンサルティング社の担当マネジャーで、大阪ガスと連携して、現場のエネルギー消費を経営指標に落とし込むこの会社独自のコンピュータ・プログラムを使うことになり、奈良まで足を運んだということだった。エネルギーコストが下がればそれで良し、ではなく、それを経営管理指標に変換できれば、異なった事業所間の比較などもやりやすくなる。エネルギーと財務を連結させるという、これからの時代にピッタリした手法の伝道師の役割をこの方は果たしていると言えるだろう。4〜50分という慌ただしい会合だったが、いつもの通り教わることが多かった。