効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電力事業改革論点整理

政府が電力改革の論点整理をまとめた。家庭向け電力小売の自由化、発電と送配電の分離など、過去に検討が回避された課題を網羅したと報じられている。制度改革では電力供給体制の見直しに加えて、消費者が自ら需要抑制に取り組める仕組みを重視しているという。
この検討はいずれ行われると思ってはいたが、論点4で、再生可能エネルギーなど分散型電源の活用拡大のため、系統接続や託送に関するルールを見直すべきではないかという項目が入っていることは、これまで電力会社の極めて消極的な姿勢のために、ほとんど検討されなかっただけに、日本の電力市場が大きく変わるだろうことを期待している。その中でも風力発電を重視するようにしないと世界の流れから取り残される。また、発送電分離も、変動する分散電源と変動しない、あるいは制御可能な分散電源との組み合わせがうまくできるような方向で検討してほしいと願っている。