効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

本当に気候がおかしい

今日の午後、日課としている少し早足の散歩に出かけました。家を出るときに外の気温をチェックすると23度でした。昨日に続いて異例に暖かいのに驚きです。やはり気候がおかしくなっているとあらためて感じたのでした。勿論、最近の西日本南部地域への集中豪雨、タイの洪水長期化などがその背景にありますが、もう一つ、AP通信が最近報じていた、北欧スカンディナビアが異常に暖かくなっていて、例年なら1ヶ月以上前から雪が積もっているはずのものがやっと最近始まったという情報で、異常気象について再度考えさせられていたこともあります。
日本の電力会社にとっては、この暖かさは電気を使った暖房の需要が下がるために、少し息をつくことが出来る異変でしょう。しかし、これがまた急に寒くなると、電力のピーク需要が通常より高くなる可能性もあります。関西電力が、電力需要が増えて電力供給能力が逼迫したときに、Eメールで警戒情報を流すシステムを導入したのは、取り敢えずの対策としては良いことだと思います。私もこれに登録しました。しかし、個別の住宅とかビルの需要を管理できるようにするために、出来るだけ早くスマートメーターを取り付ける必要があります。電力会社にとっては売り上げが下がる施策になるので、東日本大震災発生までは本気で実施する気持ちはなかったのですが、需要管理が緊急的に必要となった現在では、早期取付に向かうことは確かです。そこで逆に留意すべきことは、拙速になって電力会社間で共通仕様が定まらないうちに取付が行われないようにしてほしいと思っています。共通仕様に後からでも対応できるシステムにするという考えもありますが、システムの変更にかかるコストは無視できるものではないはずですから。