効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ごみ

年に数回、車にビンや缶、雑多なゴミを満載して奈良市のゴミ処理上へ持ち込む。毎週3回ゴミ収集があるが、ビンや缶は月に一回でよく忘れるし、あるいは庭の剪定枝などは収集して貰うには多すぎる。納戸が一杯になるとワイフから指令が出る。几帳面な彼女は、ビン類はガラス、ペット、アルミなど種類別にきちんとまとめて保存してあるので、それを車のトランクに放り込むだけだが、座席にまではみ出すほどになる。時には段ボールや古着なども入ってくる。車で15分くらいのところに焼却場があって、そこまで行けばよいからそれほどの手間ではない。到着すると燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源回収ゴミなどの分類で指定されたところに持って行かなければならない。ビンについては色分けもあるので、ぽんと放り込むわけには行かない。両手に持って車と往復するのが結構時間がかかるのだが、今日はたまたま自宅にいた三男が手伝ってくれたのであっという間に終了できた。これまで場所ふさぎで困っていた事務用椅子の壊れたものも車に押し込んで持ってくることができたのは良かった。我々の対応をしてくれる担当の人たちは、かんかん照りの中でいろいろ親切に指示してくれる。こちらが両手に持って運ぶのを一つ取って助けてくれたりしてくれたのは有り難かった。
この処理場は奈良市の公約としていずれ移転することになっているが、移転先が決まらなくて先に進めなくなっている。どうして移転することになったのか経緯は分からないが、周辺に団地が増えたこととダイオキシンが最大の理由だろう。ゴミ処理の量が増えたこともあるだろうが、処理量を減らすような施策は不可能ではない。また、このゴミ焼却場では、焼却熱を使っての発電をしていない。昔はゴミ処理場からの電力を電力会社が安く買いたたいたのでなかなか普及しなかったのだが、最近は買取価格も上がってきている。この収益を利用して周辺住民に何らかのメリットが得られるようにして、新しく発電設備を追加することはできないだろうか。現状変更になるのでもめる原因が新しくできるが、いまあるこの設備が与える周辺へのマイナス影響がどの程度なのか、もう一度調査しても良いような気がする。ゴミは貴重なエネルギー源であることを再認識して、発電に利用した上で、周辺には停電時にも給電できるような仕様にすれば、案外継続を受け入れてくれるかもしれない。