効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

週刊エコノミスト

思いもかけず週刊エコノミストから原稿の依頼があったのは半月ほど前。スマートグリッドと分散型電源の関係を中心にして書いてほしいということだった。他にも何人か書かれるということだったので、重複を恐れながらであったが書いたものが、今日16日発刊の同誌に2ページにわたって掲載された。もともとは3ページ分くらい書いたのだが、重複があったり、こちらの書き方が悪かったりして1ページ分が編集の段階で削られたのだ。本誌を送ってくれるはずではあるが、他の論も知りたかったので今朝本屋まででかけて購入した。脱原発特集ということだ。最初原稿を依頼されたときには中部電力浜岡原発停止という事態にはなっていなかったので、これも原稿に追加して貰うよう若干の修正をお願いしたのはきっちり入っていたのに安心。
もっとも言いたかったのは、何はともあれ確実に電力需要、特にピーク時の需要を引き下げるようにすることだ。これは小さな削減を積み上げていくしかない。一昨日住宅エコポイント早期終了は愚策だと書いたが、このようなエネルギー施策を全部見直すべきなのだ。LEDを使った街灯の設置に東京都は補助金を出すと報じられている。これが全国的な流れになっていけば良いとは言うものの、当面の問題としては夜の需要抑制よりも昼の需要抑制だ。その意味では、まだLEDになっていない交通信号が多いのが気になる。昨日散髪に行ったら、「今年の夏は昨年より暑くなるかもしませんな」と店の人が話しかけてきた。お客さんのためには冷房をしたいが、15%削減に協力しようとしたらそうも行かないので頭が痛いということだった。商売をしている人はみなそうだろう。しかし、空調機をいつ設置したかを見直せば、案外解はでてくるかもしれない。お店の前面の総ガラスに断熱フィルムを貼るのも一案。いろいろ身近にはできることが転がっているだろう。