効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

照明展示会

今日は午前中にある会社を訪問して、燃料電池の将来について話し合いをした後、東京ビッグサイトで開催されている照明展示会にでかけた。先週もここを訪れていたから、よく飽きもしないでと自分でも思う。天気はよかったが、まだ海に近いだけに風も強く寒かった。
照明に占めるLEDの位置がますます確固たるものになっているのを認識した。これまでほとんど高効率だけを押し出して、デザイン性は使い勝手を考えていないものがほとんどだったが、今年は、LEDのぎらぎら感をなくして、家庭でも使いやすいものが直管型、電球型を問わず出品されていた。白熱球型のものも丸い部分全体が光るものがそろそろ発売の段階に来ている。また沢山のLEDを樹脂板で覆い、柔らかな平面照明がいくつものブースで展示されていた。今年は値段はまだ高いが、使い勝手のよいLED商品が多く出るだろう。また、韓国、中国のメーカーも展示していて、日本のメーカーもおちおちしておれない市場状況にあるのを感じた。
もう一つ、有機ELが商品化に向かっていることも認識した。有機ELは折り曲げのできるものもある。そのような特性をうまく利用したデザインのコンペで入賞したものが展示されていて、これまでの照明では避けられなかった硬さを脱却した照明が可能になっているのを認識した。両面が光る板を十文字に組み合わせて、揺れ動く照明としたものなど、そのデザイン性に感心した。撮影が禁止されていたから説明が難しいが、建築との相性はよいだろう。これからどのようなアプリケーションが生まれるか楽しみだ。LEDも有機ELも、これほど早く商品化するとは思わなかったし、特にLEDについてはこれから価格破壊の世界に入るのかもしれない。