効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

タバコ

午後から上京。明日から開催される燃料電池の展示会に参加するためだ。朝10時半からのセミナーを聞きたいのだが、希望者が多くてぎりぎりに入ると会場に入れない可能性もありそうなので、前日からでかけることになった。奈良から東京までずっと雨。PCを使って仕事をしていたのだが、東京に近づいて窓の外を眺めていたら、通り過ぎる二階建ての家で、雨がかなり降っているのにベランダに出て一人でタバコを吸っている人が目に入った。オフィスでもどこでも室内禁煙のところが多く、タバコを吸う人がわざわざ外に出るのはよく見かけるが、この人のように雨の中でも外へ出て、傘もささずに僅かの庇の陰でタバコを吸っているのを見たのは初めて。自分はタバコを吸わないのだが、“気の毒に“という感じがした。新幹線ものぞみは全席禁煙で、指定された密閉場所でないとタバコを吸えない。理屈で言えば、100害あって一利なしのタバコを吸うのだから、しかたのない処遇であるかもしれない。しかし、そのような扱いを受けるのを知りながらもタバコを止められないのは、人間の弱さもあるだろうが、何かタバコが人間にとって必要な何かを持っているのではないかとも思う。タバコと人間のつきあいは長い。タバコの発ガン性他、いろいろな疾病の原因になると言われるようになったのは最近のことだろう。別の視点で見ると、精神的な開放感を与えて、近代社会で避けられなくなった“鬱病”予防効果があるというデータが出たら、タバコの評価はどうなるだろう。タバコを吸わなくても癌になる人はあるし、全て確率の問題だ。周辺の人に煙害を与えるというのも、どこまで本当かしら。タバコは本当に根絶すべきものだろうか。