昨年3月に、DoCoMoから新発売されてすぐのスマートフォーンXPERIAを買った。音楽を聴くとかデジタル書籍を見るとかに興味があったわけではなく、パソコンを使わなくてもEmailが簡単に読めるのと、外出先でウエブに接続するのが簡単だったからだ。携帯電話としては、あまり自分からかけることはないが、最近では携帯を持ち歩いているのが当たり前になっているため、社会から疎外されないために使っているので、通話料自体は微々たるものだった。ところが、メールを読み、ウエブにアクセスして新聞社の出す記事などを読むようになり、毎月DoCoMoに払う全体費用は3倍くらいになっていた。一方では外出してもパソコンでメールを読めるようにしていたサービスを廃止したので数千円は削減されているから、トータルではそれほど大きくコストが増えたわけではなかった。
購入後半年ほどすると、メールのダウンロードの速度が極端に落ち始めた。一ヶ月前ほどから、日本語での入力ができないときが増えてきた。そして、自分のEmailを転送して読めるようにしているHotmailにアクセスできなくなってきた。自分が設定を気づかずに変更したのかと調べてみたが改善しない。我慢できなくなってDoCoMoショップまで今日出かけた。いろいろチェックしてくれたが結局原因不明。購入後1年未満だったので取り替えてくれた。メールをはじめ自分で入れた設定は全部すっ飛んでいるので、その入力に1時間ほどかかってしまったが、何とか最初の時以上に軽快な調子で動いてくれている。少し新製品の購入を早くしすぎたのかなと思っている。しかし、これだけ多様な機能が手のひらにのる端末に入っているのは、まともに考えると驚嘆すべきことだ。一方では、高校生時代に初めて自宅に電話が設置されたときのような感動を覚えないのはどうしてだろう。