効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

奈良町ゲストハウス

奈良NPOセンター理事長仲川順子さん。毎日新聞に「順子さんのわくわく通信」コラムを持って居られる。地域の動きを捉えた良い情報を提供してくださる。今日読んだ内容が、これまでもここで述べたことと重なっていて、我が意を得たりという感じがしたので、紹介する。
「昨年奈良で平城遷都1300年祭に全国から来られた方が、今年もレピーターとして来ていただけるか不安がある。奈良は宿泊施設が少ないということが定説になっているのか、大阪や京都で宿をとってきたという話を聞くと寂しい。仲川さんが最近よく薦められるのがゲストハウスだそうだ。奈良町の中にも、空き家になっている町屋や廃屋を借り受け、採集して「お宿」にする人が増えている。奈良の中・南和地域には今も大きくて古い家が多いが、一部を民宿にしてお客さんを受け入れ始めた地域もあるという。バックパッカーや日本を知りたい観光客など、団体旅行を好まない人たちに好評。最近奈良町にできた洒落た和風のゲストハウス「桜舎(さくらや)」が仲川さんのご推薦。海外からの観光客を意識して改築されたこの宿に日本人も喜ぶという。」ちなみに仲川順子さんは、仲川奈良市長のご母堂。
奈良で国際会議を開くのはホテルがないので無理という言い訳がまかり通っている。しかし、このようなゲストハウスを多く作り、そこと会議場の足さえ確保できれば、かえって奈良の特色が楽しめる会議ができると自分は確信している。この1月末からスイスで開催されるダボス会議に参加した時の経験で、内容が良ければ宿舎が分散していても集まってくれることは間違いない。菅首相が今年出席するつもりのようだが、そのあたりを見てきて欲しい。4つ星ホテルが一つしかなく、後はスキー宿ばかり。大きなホテルがないのを逆手にとった観光政策を奈良は採用しなければ、いつまで経っても通過客ばかりになってしまう。奈良県、市の観光担当者は知恵を出せ、といいたい。