効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

クリスマス・カクタス

和名がかにサボテンといういかめしい名前のサボテンが綺麗な花を咲かせた。英語ではクリスマス・カクタスという。ちょうどクリスマスシーズンに花が咲くからこう呼ばれているのだろう。写真に出した鉢のクリスマス・カクタスは全部、折れた葉っぱを土に差してやったのが成長したもの。その生命力には驚く。数年前までほとんど花を咲かせなかった。ある時、連れ合いが、ずっと部屋の中に置いてあるからだという知識を仕入れてきた。一度強い冷え込みを経験しないと花を咲かせる機能を働かせる行程の鍵が外れないのだそうだ。いままで外の寒さが可哀想だと思って外に置くことをしていなかったのが、花の芽が出てこない原因だったのだ。今では毎年今頃目を楽しませてくれる。
このようなことが植物には多い。桜の花も気温の変化によって開花が左右される。だらだらとした変化ではなく、少しびっくりさせるような変化が必要なのだ。リズムの開始信号が必要ということ。冬物の服が、強い冷え込みが秋に早い時期に来なければ売れ残ってしまうのも同じことだ。寒さが遅く来ると、来年まで我慢しようと思ってしまう人も多いからだそうだ。ガス会社も、早く寒さが来ると暖房需要が急に増大して、暖かさが戻っても元には戻らない。暖房機器を取り出して使い始めると、それほど寒くなくても使用し続けてしまうからだ。我が家の行動をみても肯ける。おそらく冷房も同じことだろう。
同じ鉢に違った色の花が咲いているのがある。2枚の折れた葉っぱを同じ鉢の土に差したのが、それぞれ違った色のサボテンからのものだったからだ。いまでは根がからまって一本のサボテンみたいに見える。特別の世話もしていないのに大きくなってくれた。