効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

第一回奈良マラソン

これまでも大仏マラソンという名称の長距離ランニング競争が奈良にもあったが、公式のフルマラソンは行われていなかった。昨日の12月5日、平城遷都1300年祭のフィナーレとして公式マラソン競技として「奈良マラソン2010」が開催された。鴻ノ池陸上競技場が発着地点。フルマラソンに約1万人、第30回「奈良春日・大仏マラソン全国大会」の10キロ・5キロ・3キロジョギングに約8千人が参加したと報じられている。フルマラソンへの参加者の方が多いのは驚きだ。
走者は平城京朱雀門で折り返し、興福寺春日大社天理市の天理協会本部南側を経て往路を辿っている。合わせて1万8千人が走るのは壮観だろう。これまでフルマラソンが計画されなかったのはなぜだろう。きっかけがなかったのかもしれないが、これを契機に充実度を高めて奈良への注目度を上げてほしいものだ。全国にテレビで放送されれば、奈良の歴史も一緒に伝えられるはず。教科書か、修学旅行でしか知らない奈良と走者の背景に写る景色とは訴える力が異なるに違いないからだ。奈良の集客力は大仏しかないといわれてきたが、平城遷都1300年祭で多くの人が遠方から訪れて奈良の懐の深さを実感して帰っている。この人たちの心に響くイベントをこれからも継続して計画して、1年だけの盛り上がりで終わらないようにしてほしいもの。そのイベントの中核として、第二回の奈良マラソンを今から計画・広報し、海外からのランナーも多くなるように期待している。