効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

大阪万博開催40周年

今年は大阪万国博覧会が開催されてから40年目。それを記念して大阪市住まい情報センターが万博と住まいというシリーズの講演会を先月から3回にわたって行っている。その第二回目が今日あって、依頼されていた1時間半の話を何とか終わらせて帰ってきた。日頃扱い慣れていないテーマで、最初どう料理するか頭をひねったが、1970年になぜ大阪が開催地になったのかから探りはじめ、データを調べると日本経済の転換期であったことも分かったのでそれを中心にしながら説明した。また、もともと大阪ガスに依頼があったのがこちらに回ってきた関係で、日本ガス協会が展示したガスパビリオンの展示物であるミロの陶板壁画「無垢の笑い」が会場に運び込まれるまでに紆余曲折があったことなどの裏話などに加えて、ガス機器でもガス炊飯器がこのころから電気炊飯器に市場を奪われたなどということも伝えた。万博には関係がないことだが最近床暖房などが延びていることをつけ加えて多少の配慮をしたつもり。
1970年が一つの区切りであることは感覚的には肯けるが、それを数字で裏付けようとしたために結構準備に時間をとられた。だが、聞いていただいた皆さんにも納得してもらえたようなので苦労が報われた感じだ。
最後に、今の万博が40年を経ても民族学博物館という貴重な情報発信をする拠点があることや、ここに育った森の維持管理から、里山倶楽部がスターリングエンジンによる発電とその熱利用の実証試験をしていることも紹介した。熱を足湯につかって公園に魅力ポイントを定着させていることも、たまたま自分が撮影していた写真を使って知って貰えたので、NPO法人里山倶楽部の活動を少しでも支援することになったかなと思っている。こんど里山倶楽部の活動しているところを訪問するときには、民族学博物館や日本民芸館にも足を伸ばすことにしよう。