効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

エイモリー・ロビンスの講演を聞く

E Sourceのフォーラム最終日。最初にデマンドレスポンス・プログラム関連のプレゼンが、大手ガス事業者とエネルギー関連のリサーチャーからあった。スマートメーター導入前から、電力需要を抑制する施策をどの電力事業も行っているが、もっとも肝腎なのは消費者がそのプログラムを受け入れて、事業者が望むような行動をとってくれるかどうかである。時間帯別料金を設定しても、従来のフラット料金のままで良いとする消費者が多ければ、プログラムの効果は少なくなる。話しを聞くと料金が安くなるデマンドレスポンス・プログラムに参加する消費者が多いものの、積極的ではない人もあるようだ。そして、低所得者は安くなる料金の絶対額が少ないからあまり協力しないのかと思っていたが、参加者も多いし、需要削減効果も大きいというデータが出ていた。
その次に聞いたセッションのスピーカーはロッキーマウンテン研究所のエイモリー・ロビンスだった。会合が始まる前に旧交を温める時間が取れたのは有り難かった。いつもの彼の話ではあるが、これからエネルギー利用の効率化と再生可能エネルギーの利用を推進することがもっとも社会が得られる利益が大きくするというのを、いろいろなデータを示して説明してくれた。この話しをもっと充実させたものが著作として完成するのは来年春になるようだ。どのようなものになるか楽しみだ。
この4日間、こちらの人に合わせた食事をして食べすぎになっているので、昼から街を歩き回った。途中でセブンイレブンがあったので、軽食とビールを買って自室で夕食。解放されて気楽。