効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

合従連衡

いや驚いた。トヨタがここで前に書いたことのある電気自動車(EV)開発ベンチャー、ステラに投資をして、EVの共同開発をすると発表したからだ。昨日の敵は今日の味方。とまでは行かないかもしれないが、PHEVでは先行するトヨタがEVはどうするかなと興味を持っていたのがこのような方向があったとは。ニュースによると、GMとの合弁解消で閉鎖したNUMMI工場跡の一部をステラが購入するというから、米国政府や自動車労組に対する配慮という一面もなきにしもあらず。両面でメリットありと判断して、45億円相当を出資したのだろう。これで日産のEVに対抗できるものが早期に開発できるかもしれない。この発表にはカリフォルニア州知事のシュワルツネガーも同席しているから、かなり政治的な意味合いもあるはず。もともとトヨタ自動車がPHEVを開発したのもカリフォルニア州からの要請があったこともきっかけになっていると聞く。
これと同じくらいへーと思ったのがグーグルとソニーが連携したというニュースだ。家電やモバイル機器の開発で提携する。ソニーはこのところヒット商品がないから、アップルにしてやられた感じがしていたが、これで何か面白い商品がうまれないかと思う。その一つとして期待するのがスマートメーターと情報を分け合うエネルギー使用状況が分かるモニターだ。グーグルはすでにグーグルメーターを開発しているが、その日本版を共同開発できれば面白い。
電気自動車とスマートメーターはどちらもこれからの時代を引っ張るものになると予想されるが、その両方の分野で世界的企業同士が連携することになったのは面白いことだ。