効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

カメラの接写レンズ

1990年代終わり頃から続いているSNPというネット上の団体がある。http://www.geocities.jp/snphp2/ がそのURL。シニア・ネットワークパーティーの頭文字をとった名前で、企業、特に大企業を退職した人たちが、会社との縁が切れると社会とのつながりが急になくなることがよくあるのをネット上で続けるべく運用されている。最初はPCを扱えない人も多かったので、インターネットとメールの操作の基本を学んで貰う講習会などをしていた。しかし、今ではネット上で情報交換をするだけで、たまに実地に顔を合わせる機会がある程度。これには紹介者があってはじめて参加できるのだが、昨日2人の方が新入会され、自己紹介がメールで流れた。その中で驚嘆に値する工夫を教えて貰った。
二人中の一人Aさんの趣味が昆虫の顔を写真に撮るのが趣味だとあったので、いくつも交換レンズを持っておられることと思ってお尋ねしたら、自作のレンズと簡単なデジカメで撮影しているとの返事。そこで再度どのようなものかを尋ねたら写真を送ってくださった。下の写真のように、市販の3枚重ね虫眼鏡をデジカメの鏡胴に取り付けられるような治具を自分で作成しておられたのだ。このような方式で接近写真ができるなど考えたことがなかった。写った写真の精細度は落ちるかもしれないが、自分で満足できるものであれば確かに撮影はできるはずだ。
Aさんのコメントに、「今使っているのは2号機(大げさな言い方ですが)です。 1号機は次のように欠点が多く、使い物になりませんでした。 直径4cm程の天眼鏡タイプを使ったので、重くて大きい。 レンズは別作の枠を経て三脚用ネジでカメラに取付けた。全体が大きくなって、ポケットに入らない。そこで、小さいレンズで取り付け簡単なのを探していたところ、ホームセンターにて偶然今のを見つけました。これは3枚組になっていたので、組み合わせで倍率を変えられる事はその時に自然に思い浮かびました。カメラレンズと虫眼鏡レンズの中心軸は0.3mm(勘)ほどずれていますが、あまり影響はないようです。」とある。自分でも部品を集めて作ってみよう。