効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

学期最後の報告会

日曜日だというのにいつものように早く起きて食事を済ませ、メールをチェックして家を出た。今日は関学総合政策学部修士課程の環境政策リサーチプロジェクトの発表会が丹波の柏原であるので出かける。プロジェクトのレポートはすでに貰っているが、その仕上げの発表をして貰うのだ。新三田駅で総括をして貰っている教授の車に乗せて貰って柏原まで。古い日本家屋をセミナーハウスに利用できるようにしてあるのを利用して発表会をし、その後打ち上げの懇親会。丹波の猪鍋が準備されわいわいと騒いだ。その後ここに泊まる手配もできていたのだが、学生は全部帰ることになってしまった。自分は明日のこともあるので奈良まで帰るが、そのセミナーハウスに宿泊するのは指導教官だけになってしまったのには驚きを禁じ得なかった。9人学生が居るから2〜3人は泊まるだろうと思っていたのだが。結局合宿にならなかったのは残念至極。
柏原は初めて訪れた。今回の発表会がなければこの名前の市があることすら知ることはなかっただろう。ここに、この町の活性化を推進している人がいる。古くからこの町で酒屋を営んできた方だ。古い日本家屋を大学のリサーチの拠点に開放して、そこで生まれるアイデアを町の活性化の源泉にしようと考えておられる。発表会後の懇親会、というよりも丹波の猪鍋を楽しむ会にこの方も出席され、いろいろな意見交換をすることができた。丹波の黒豆というのは全国ブランド。猪鍋も全国ブランドかもしれないが出店は主要都市にはあるだろうから、この柏原まで食べに来る人は多くないだろう。ここにしかないものは何だろうか。黒豆しかないのだろうか。地域の活性化に向けた手法は多種多様。その地域特性をうまく組み込まなければならないのだ。ここ柏原ではそれがどのようなものになるか、ゆっくり考えてみたい。海外も含めて、最初から柏原を目指して来て貰えるような魅力があるとは現時点では想定しがたい。最初に訪問する観光地にはない魅力をここに創り出すことができれば、京都や奈良、大阪に訪問してからここに一日二日滞在することが全体の旅行の価値を上げるようにできないだろうか。日本全国どこにでもある課題だろう。