効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

エネルギーの無駄

師走から今日までに見られる我が家のエネルギー消費は異常に突出したものとなっているだろう。普通なら夫婦だけの生活であれば、小さなガスストーブを足下に置いただけで暖をとって満足している。しかし、子ども二人が帰ってくると、彼らの居る部屋にある暖房機器はいわゆるセントラルヒーティングしかないので、それが常時動くことになる。特にオーストラリアから帰ってきた長男にとっては季節が逆転しているから、こちらも風邪を引かないようにと気を配って、彼が帰ってくる前に部屋を暖めておいてやるような、ある意味無駄なことをしてしまう。それ以上に無駄が発生している。セントラルヒーティングは温湯を熱交換機に送ってそこに送風して部屋の空気を暖める方式だ。設置してから10年近くたっているために給湯回路の閉止弁がきっちり閉じなくなっているようで、使っていない部屋の熱交換機も少し暖かくなっている。温水が必要のない部屋にも少量だが送られているので、まったく必要のない熱を消費していることになる。もし彼らが常時居るのなら全部の温水回路を点検してもらうのだが、普段は居るわけではないので、いずれいずれと思いながら点検を依頼していなかった。三男が今年中に我々と一緒に生活するようになる可能性もあるので、このような無駄が発生しないように点検しなければと改めて思ったのだ。
このような閉止弁の不良は普通の人なら気づかないだろう。スイッチを切っていれば暖房は行われないと思うのが当たり前のはず。しかし、温水が循環するのを閉止弁で制御していることが分かっていたので、リークの可能性を自分で調べて弁の作動不良を発見したのだ。これは安全性に問題を起こすものではないから放置しても暖房費が少し上がるだけだ。しかし無駄は無駄だからそろそろ修理してもらう方が良いだろう。ただ、この閉止弁を点検してもらおうと思うと、全部の部屋に入って調べてもらうことになる。これはワイフにとっては掃除などして全ての部屋を整備しなくてはならないから歓迎はしない。多少の損失があっても良いではないかという方向に考えてしまう。これをどのようにして折り合いをつけるか、これからの課題となる。このような無駄は案外多いのかも知れない。