効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

勉強のし直し

今日は朝から雨。これまでそれほど天気が良かったわけではないが、本格的な雨はなかったので、庭の樹には嬉しい水分だったろう。本来何もなくて溜まっている仕事を片付けるはずだったのが、一ヶ月ほど前に話したスピーチのスライドと言葉のマッチングがうまく行かないので、修正をするのを手伝ってほしいとの要請で、昼から大阪まで出かける羽目になってしまった。気温が高いわけでもないのに、少し急ぎ足で歩くと汗がにじむ。
5時前に終わったが、折角梅田まで出たので紀伊国屋で本を買うことにした。それも小説などではなく工学書だ。このところスマートグリッドに関わる話をしたり書いたりすることが多く、法学部出身者としては技術的に可能なことかどうかについて確信を持てないとつい弱気になってしまうので、その弱点を少しでも補おうと決心したのだ。電気工学の書棚を探し回って、最終2冊をレジに持って行った。「パワースイッチング工学」と「送電・配電」で、値段も結構なものだった。いずれも電気学会が出版しているもので、中には数式や記号が一杯並んでいる。
昔高校時代に2級アマチュア無線の資格を取るときに勉強した電波工学、1970年代後半に燃料電池フィールドテストの責任者をしたときに受けた、もっとも長期間(一年だったかな)かかる電検三種検定の通信講座で苦労したとき以来の頭の体操になるだろう。帰りの電車の中でパワースイッチングを読み始めたら、早速御利益があった。もやもやしていた自分の理屈が筋の通ったものだという確信を得ることができたのだ。別に具体的な計算をするわけではないし、相対性理論みたいな高等数学が必要なものではないから、何とか必要部分だけでも咀嚼したい。しかし、このところ時間不足を感じているだけに、また、身体を動かす時間を作る必要もあるだけに、一日のどこでこの本と格闘しようかと考えている。