効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

会議初日

会議参加者50人近くがテーブルを囲んでの議論が90分間あり、その後レセプションと夕食会があった。ヨーロッパ各国、主にドイツ、オランダ、フランス、英国の電力事業者とボイラーメーカー、それに加えて日本のガス会社が参加。EU諸国だからマイクロコージェネに関して同じような奨励策がとられているのかと思ったら、かなり違う。しかし、基本的にコージェネを促進しようとしていることには違いないし、ここ2年の内に英国でコージェネへの固定価格買取制度(フィードインタリフ)が本格的に導入されるのは間違いないようだ。また、英国やドイツではスターリングエンジンを使ったボイラー導入に力が入っているようだ。日本では現在開発されているスターリングエンジン発電効率が低いことから燃料電池にだけ関心が向いているが、ヨーロッパでは高効率ボイラーとしてスターリングエンジンが商品化されようとしている。
夜はレセプションに続いて、ホテルから離れた由緒あるレストランで会食。タクシーで連れ立って行ったが、みぞれが降っていて足下は半分凍っていた。レストランの入り口はつるつる。テーブルについての食事は、面識を増やすために途中で席を替わるということだったが、ドイツ、フランス、オランダなまりの英語に神経をすり減らす。遅れてきた若い女性が横に座ったが、スペインの電力会社から来た人で、彫りの深い美人だった。だが彼女の英語に追いつくのが大変。スペインではマイクロCHPの技術開発ができないので、諸国の現状を知るために今回初めて参加したのだそうだ。日本の技術を売り込んだが、どこまで通じたか分からない。
ホテルに戻ったのはほぼ夜の12時。明日は8時半からの会議スタート。時差ぼけと重なってどうなることかが心配だ。